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充電池(ニッケル水素)の選び方

更新日 2022年4月16日 | 公開日 2019年5月21日



充電池のトップ画像

充電池(ニッケル水素)の特徴や特性などを解説したページです。初心者向けに分かりやすく丁寧に解説しています。

目次
  1. ◆1 ニッケル水素電池とは?
  2. ◆2 ニッケル水素電池の特徴
    1. ・2-1 サイズと電池スペーサー
    2. ・2-2 容量と充電回数
    3. ・2-3 自然放電と過放電
    4. ・2-4 メモリー効果
    5. ・2-5 注意点
    6. ・2-6 クリーニング
    7. ・2-7 捨て方
  3. ◆3 メジャーな充電池
    1. ・3-1 エネループ eneloop
    2. ・3-2 エボルタ EVOLTA
    3. ・3-3 Amazonベーシックの充電池
    4. ・3-4 エネボルト enevolt
    5. ・3-5 エネロング enelong
  4. ◆4 まとめ

1【充電池とは?】

充電池は何度も充電して使用できるためトータル的に見ると乾電池より低コストになります。 このページではメジャーな充電池の特徴を説明し、そこからお勧めの充電池を紹介します。またこのページで解説している充電池は【ニッケル水素電池】になります。

2【ニッケル水素電池の特徴】

サイズや容量、充電回数、特性などや、掃除方法、捨て方も解説しています。

2-1【サイズと電池スペーサー】

ニッケル水素電池のサイズは普通の電池同様に【単1形・単2形・単3形・単4形】と4つあり、その中で【単3形と単4形】が主流です。

ニッケル水素電池のサイズの画像

また単3形を単1形や単2形のサイズに、単4形を単3形のサイズに変換する【電池スペーサー】という製品があり便利です。単1形や単3形のサイズの電池スペーサーの中に単3形や単4形の電池を入れて変換します。もちろん普通の電池でも使えます。

電池スペーサーの画像1電池スペーサーの画像2

2-2【容量と充電回数】

ニッケル水素電池には【通常モデル】の他に電池容量の異なる【低容量モデル】と【高容量モデル】があります。下はエボルタ(低用量モデル)とエネループ(通常モデルと高用量モデル)の容量です。以前はエネループ ライトという低用量モデルのエネループがありましたが、現在は生産終了しているためエボルタの低用量モデルを入れています。

製品名 (全て単3形)電池容量
エボルタお手軽モデル (低用量モデル)min.1000mAh
エネループ (通常モデル)min.1900mAh
エネループ プロ (高用量モデル)min.2500mAh
※容量の単位について
通常モデルのエネループは【min.1900mAh】とあります。min.は【minimum】の略で最低1900mAhの電池容量は保証します、という意味です。ニッケル水素電池は同じ製品でも個体差があり電池容量が微妙に異なってくるため、このような表記になっています。

容量の違いは電池の持ちの長さになります。消費電力の多い機器には【高容量モデル】が適していて消費電力の少ない機器には【低容量モデル】が適しています。 が、ぶっちゃげ【通常モデル】がコスパがいいので、どの機器にも【通常モデル】を私は使っています。ただ消費電力の多い機器を頻繁に使うのなら【高用量モデル】は有効です。

下は消費電力の多い機器、少ない機器の簡単な一覧。

◆消費電力【大】
【デジタルカメラ】【カメラのストロボ】【ハンディクリーナー】【懐中電灯】【灯油ポンプ】【シェーバー】など

◆消費電力【中】
【電子辞書】【LEDの懐中電灯】【携帯ラジオ】【電動歯ブラシ】【エチケットカッター】など

◆消費電力【小】
【時計】【リモコン】など

次に充電回数について。下はエボルタ(低用量モデル)、エネループ(通常モデルと高用量モデル)の充電回数です。容量が多いほど充電回数は下がります。

製品名 (全て単3形)充電回数
(旧JIS規格)
充電回数
(新JIS規格)
エボルタお手軽モデル (低用量モデル)4000回非公開
エネループ (通常モデル)2100回600回
エネループ プロ (高用量モデル)500回150回

旧JIS規格(2013年)と新JIS規格(2019年)は簡単に書くと、電池容量が60%になった時に充電をした場合の充電回数が旧JIS規格で、電池容量が0%になった時に充電した場合の充電回数が新JIS規格です。それぞれ計測方法が違うため充電回数が違っています。

【エネループ】や【エボルタ】を製造しているパナソニックのサイトでの【充電池の「くり返し使える回数とは?」(旧JIS規格と新JIS規格について)のページはコチラ。

普通は時計が止まったなどの電池が機能しなくなった時に充電すると思いますので、現実的なのは新JIS規格で計測した充電回数です。 ただし電池が機能しなくなったからといって必ずしも容量が0%とは限りません。が、充電池の容量が60%になったから充電しよう、とはならないと思いますので新JIS規格の方が現実的な数値になります。

しかし今でも旧JIS規格での表記は普通に使われている事があるため注意が必要です。

また通常モデルのエネループの充電回数は【500回】とありますが、普通500回も充電できません。この数値はエネループ(ニッケル水素電池)にとって【最適な環境で、最適な使用方法、最適な充電方法】を実施しての回数と思いますので500回充電できるとは考えずに目安とした方がいいです。

では実際は何回ぐらい充電できるのか?、というのは答えられません。充電池は【使用環境】などによって充電可能回数が変わってくるため、実際の回数を断言できないためです。私は明記されている充電回数の半分ぐらい充電できればオッケー、と考えています(通常モデルのエネループなら200回程度)。


2-3【自然放電と過放電】

自然放電の画像

自然放電とは電池を使用中ではなく保管中にも自然と放電して電池容量が減っていく現象。 ニッケル水素電池の特性なため避ける事ができません。温度が高ければ高いほど電池容量の減りが早まるため、夏は自然放電しやすくなり冬は自然放電しにくくなります。

だからといって冷蔵庫内に保管するのは、冷やした充電池を冷蔵庫から出して機器に装着後、結露を起こす事があるため止めた方がいいです。保管場所としては年中日陰で気温・湿度が安定した場所が適しています。

またニッケル水素電池を使用せずに長い期間保管していると自然放電がドンドン進み【過放電】になります。過放電になると充電池の寿命が縮まりますし、過放電状態から充電できる充電器でないと充電できません。使い切った電池を充電せずに放置していると過放電になりやすいです。

2-4【メモリー効果】

ニッケル水素電池を使い切らないまま継ぎ足しで充電を行い続けると、本来の電池容量を発揮できなくなってしまう現象。 本来よりも少ない容量を自らの容量と電池が記憶してしまう事からメモリー効果と呼ばれています。

例えば電池容量を25%ほど残し充電を繰り返し行うと、残っていた25%分の電池容量をない物と記憶してしまい、充電した75%ほどの電池容量しか使用できなくなる、という現象。1000mAhの電池容量が、750mAhの電池容量になってしまう。

対応策として【放電機能を持った充電器】を使用し放電してから充電するか、電池を自動で診断し最適な充電方法を取る【パナソニックの充電器】が良いです。

2-5【注意点】

電池駆動の家電の画像

電池をを2本や4本同時に使用する機器は多いですが、ニッケル水素電池の場合はこのペアとする電池を同じ電池容量の製品で、同じ時期に充電した電池にすると良いです。

製品が違ったり(エネループとエネループ プロなど)、充電した時期が違ったり(自然放電で電池容量が違う)などの電池の組み合わせで使用すると【電池容量の少ない方の電池が過放電してしまう】事があるためです。

2-6【クリーニング】

無水エタノールの画像キムワイプの画像

ニッケル水素電池に限らず電池は、電極の部分(プラスとマイナスの部分)が汚れていると電池本来の性能を発揮できない場合があります。見た目がキレイでも皮脂や汗などで汚れている場合があるため、たまに電極部分を洗浄すると良いです。電極部分の洗浄には電子機器などの洗浄にも使える【無水エタノール】と【キムワイプ】が便利です。

【お勧めの充電池の関連製品】のページで紹介しています。【無水エタノール 】【キムワイプ

2-7【捨て方】

ニッケル水素電池はペットボトルやダンボールなどと同じくリサイクル可能な製品です。 家電量販店やホームセンター、スーパーなどに【充電式電池リサイクルBOX】があるので、そこでリサイクル品として出せます(もちろん無料)。回収は【JBRC】という所が行っています。

JBRCのロゴ画像

リサイクルとして出す際の注意点として電極(プラス極、マイナス極の両方)の部分にセロハンテープなどを貼り絶縁しておく必要があります。 絶縁しておくとショートして発熱するなどの防止になります。

JBRCのサイト内にある、最寄りの【リサイクルBOX】を検索できるページ


3【メジャーなニッケル水素電池】

メジャーな充電池(ニッケル水素)の紹介。

3-1【エネループ eneloop】

エネループの画像

旧三洋電機が開発した充電池が【エネループ eneloop】です。現在はパナソニックグループの再編に伴いパナソニックブランドとして販売されています。充電池の元祖と言っていいでしょう。もちろんエネループが発売される以前も充電池はありましたが、エネループが現在の充電池の地位を築いたと思います。2005年から販売されて10年以上経っていますが年々ブラッシュアップされています。

エネループ】【エネループ プロ】の2つのモデルがあります。【単3形と単4形】にはアマゾン限定のモデルがあり、外見は違いますが中身はおそらく同じです。アマゾン限定の方が少し値段が安いです。以前は【エネループ ライト】という製品もありましたが生産終了しました。

3-2【エボルタ EVOLTA】

エボルタの画像

パナソニックが開発した充電池が【エボルタ EVOLTA】です。エネループより電池容量が少し多いですが充電回数は少なくなっています。【エボルタ お手軽モデル】【エボルタ スタンダードモデル】の2タイプがあります。お手軽モデル以外はエネループより少し値段が高い傾向です。また以前は【エボルタ ハイエンドモデル】という製品がありましたが生産終了しました。

3-3【Amazonベーシックの充電池】

アマゾンベーシックの充電池の画像

アマゾンのPB(プライベート・ブランド)製品【Amazonベーシックの充電池】。製造メーカーは公開されていませんがおそらくエネループの姉妹品(パナソニック製)。【Amazonベーシックの充電池】と【Amazonベーシックの充電池 高容量】の2つのモデルがあります。値段はエネループより安いです。

3-4【エネボルト enevolt】

エネボルトの画像

中国製の充電池。下で紹介するエネロングの後継モデルの様な製品。個体差が激しく公称データを満たす個体もあるが、公称データに満たない個体も普通にある。自然放電対策されているらしいが実際は自然放電が激しい。

また充電池のサイズ(寸法)は電池容量によって微妙に違ってきますが、エネボルトのサイズのバラツキは許容範囲を超える物がある(充電池を使いた機器に装着できる個体とできない個体があったりする)。 中国製は年々良くなっていますが充電池においては、まだ信頼性があるとは言えない状況でお勧めできません。

3-5【エネロング enelong】

エネロングの画像

こちらも中国製の充電池。上のエネボルトの前モデルの様な製品。エネボルト同様にお勧めしません。

3【まとめ】

ニッケル水素電池のまとめ

◆ニッケル水素電池には【電池サイズ・電池容量・充電回数】の違いで、いくつかの種類がある。電池スペーサーを使えば単3形を単1形に変換などが可能。特性として【自然放電とメモリー効果】があり、過放電には注意が必要。ニッケル水素電池は【リサイクル品】なため捨てる時は家電量販店やホームセンターの回収ボックスを利用する。

◆【エネループ】と【エボルタ】の比較。
・エネループは充電回数が多く、エボルタは電池容量が多い。
・エボルタの方が容量が多いが、実際の使用感はあまり変わらない。
・エネループよりエボルタの方が値段が少し高い傾向。

◆【Amazonベーシックの充電池】は
・エネループの下位互換の様な製品。値段は安い。

◆【エネボルト】と【エネロング】は
・信頼性が低いため、お勧めはできない。

◆上記を踏まえると、お勧めの充電池は
エネループ】【エネループ プロ】【エボルタ お手軽モデル
Amazonベーシックの充電池】【Amazonベーシックの充電池 高容量】となります。



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