キーボードの使用しないキーの活用法
更新日 | 公開日 2024年7月27日
【はじめに】
キーボードには「タイピングしやすい位置にある」のに「使用しない」キーがあります。日本語配列キーボードの「無変換キー・変換キー・カタカナキー」と「Caps Lockキー」がそれです。この「変換・無変換・カタカナ・Caps Lockキー」をよく使用するキーに変えるとキーボード操作がいい感じになります。
また「Scroll Lockキー」や「Pauseキー」も使用しないキーですが、キーを変えてもタイピング時のフォームポジション (手の位置)からは遠いので使い勝手は悪いです。ただしマウス操作時はテンキーレスのキーボードなら「Scroll Lockキー」や「Pauseキー」はマウスから近いので何かのキーに変更するといい感じになるポテンシャルは秘めています。
【キーを変えるって、どういう事?】
例えばゲームならマップを開くキーが「Mキー」に割り当てられている事が多いですが、ゲーム中に右手はマウスを常に持つ事が普通なので「Mキー」を左手で押す事になり遠いです。ゲーマーならマウスのサイドボタンに割り当てるなど自分なりの方法があると思いますが「無変換キーをMキーに割り当てると無変換キーを押せばマップが開くので非常にいい感じになります」。
同じくゲームではメニューを開いたり閉じたりする時によく「Escキー」を使いますが「Escキー」は微妙に遠いです。という事で「Caps LockキーをEscキーに割り当てるとCaps Lockキーを押せばメニューを開く閉じるができていい感じになります」。もし「Caps Lockキー」はたまに使うというなら「Caps LockキーをEscキーにして、EscキーをCaps Lockキーに入れ替える事も可能です」。
下は上のキー割り当ての画像。【無変換キーをMキーに変更】して、【EscキーとCaps Lockキーを入れ替え】ています。「Mキー」が2つある状態で「無変換キー」は消滅しています。
【キーを他のキーに割り当てる・入れ替える方法】
それでは実際のキーの割り当ての方法を解説します。使用するのは【Change Key】という無料のアプリ (フリーソフト)。Windowsのレジストリを編集するため、1度設定すればアプリを常駐させずにキー割り当てが可能なので便利です (カナリ前からある超有名アプリ)。
窓の杜 (もり)の「Change Key」のダウンロードページ からダウンロードし、ファイルを解凍。※対応OSがWindows7までとなっていますが、Windows10、Windows11でも使用可能です。
もしLZHファイルでなくZIPファイルで欲しい場合は窓の杜のページの少し下に作者のサイトへのリンクがあり、そこからダウンロードできます。作者のサイトの右下のコンピューターの「Windows関係」のページに行き、Change Keyのその他・ダウンロードの「v1.5をダウンロードする( ZIP )」からダウンロード。
解凍後に「Change Key」のファルダを開き、【ChgKey.exe】を「右クリックして、管理者として実行】します。※普通にダブルクリックでの起動ではキー割り当てができません。
Windowsの警告がでますが、そのまま「はい」を押し実行。
下は起動した「Change Key」。このキーボード画像をマウスでポチポチ押して変更していきます。
変更したいキーを押すと新たなキーボード画像が出るので、変更先のキーを押すと変更されます。最後にメニューバーの登録から「現在の設定内容で登録します」をクリック後にパソコンを再起動すると設定完了です。
下は、上で紹介した「Caps LockキーとESCキーを入れ替え」「無変換キーをMキーに変更」して設定完了させるまでの動画です。
【次のステップ、さらなるキーボード操作の向上】
次に私が設定しているキー割り当てを紹介します。私の場合は「無変換キー」はガッツリ使用するのでそのままにしていて、「変換キーをHomeキーに、カタカナキーをEndキーしていて元の変換キーとカタカナキーは消滅しています」。そして「Caps LockキーはF13キーに割り当てていて【第2のCtrlキー】として活用しています」 (Caps Lockキーは消滅)。
下は私のキー割り当ての画像。
そして「F13キー」を押している間はキーマッピングが変わり、「I・J・K・Lキーはアローキー (矢印キー)に」、「UキーはDeleteキーに」「NキーはBack Spaceキーに」「OキーはPage Upキーに」「<キーはPage Downキーに」「Aキーは音声ミュートに」なる、という設定にしています。
これによりタイピング中のフォームポジションの位置でも「アローキー」、「BackSpaceとDeleteキー」、「PageUpとPageDownキー」「HomeとEndキー」の操作がスムーズに行えます。 またタイピング中でも音声ミュートができていい感じです。
詳しくは別ページの【F13キー(第2のCtrlキー)を作り、メインキー上に矢印キーやDeleteキーなどを割り当てる 】で解説しています。
【関連ページ】
◆キーボードレイアウト(キー配列)の設定
◆Shiftキー5回の【固定キー機能】の設定
◆ゲーミングマウスの設定