ゲームパッドの選び方
更新日 | 公開日 2019年7月2日
- ◆ おすすめのゲームパッド
- ◆ Steamに対応したゲームパッドと使用率
- ◆ 追加ボタン
- ◆ 重量
- ◆ 接続方式 (有線・無線)と遅延・安定性
- ◆ 電源
- ◆ 左スティック・D-Padの位置とボタン表記
- ◆ 各機器でのお勧めのゲームパッドページへ
- ・ Windwos
- ・ iPhone / iPad
- ・ Android
【おすすめのゲームパッド】
結論から書くと【ゲーム機のゲームパッド】がお勧めになります。 【Xbox Series Xのコントローラー】【DualSense (PS5)】【Switch Proコントローラー】の3つです。1世代古い「XboxOneのコントローラー」と「DualShock (PS4)」もお勧めです。ただしSwitchに付属している【Joy-Con】は耐久性に難があるため、お勧めできません。
ゲーム機のゲームパッドは耐久性が高いため壊れにくいです。 ゲーム機メーカー (マイクロソフト・ソニー・任天堂)が耐久テストを入念に行った上で完成した物なので耐久性は高くなっています (Joy-Conは除く)。もちろんいつかは壊れますが。
またSteamに正式対応していますし、パソコン以外にも【スマートフォン・タブレット】にも接続できるため1つ持っていれば色々な機器で使い回せる事にもなります。
Steam | iPhone iPad | Androidの スマートフォン タブレット | |
---|---|---|---|
Xbox Series X | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
DualSense (PlayStation 5) | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
Switch Proコントローラー | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
さらに所持している人が多いため、ネット上に多くの情報が蓄積されていて問題が起こった時や何か知りたい時に検索をかければ大抵の事は解決できるのも利点です。
【Steamに対応したゲームパッドと使用率】
ゲーム機のゲームパッドはどれもSteamに正式対応しています。それ以外のゲームパッドでも現在売られているゲームパッドならほぼ「X Input」なのでSteamに対応しています (X InputだとXboxのゲームパッドと同じになるため)。X Inputについては他のページで解説しています。
SteamではXboxのゲームパッドが最も使用率 (シェア率)が高くなっています。基本的にSteamのゲームはWindows上で動くためWindowsを開発しているマイクロソフトが作ったXboxのゲームパッドが最も適しているのは必然と言えます。現在ではプレステのゲームパッドもWindwosに対応していますが、一昔前にプレステのゲームパッドを動かすのは有志が作ったアプリを入れないと動かない状態でした。
下記は2018年9月26日にSteamが出した記事「PC ゲームのコントローラ 」から抜粋した「Steamプレイヤーの所有するコントローラー」です。
Steamプレイヤーの所有するコントローラー (2018年) | |
---|---|
Xbox360のゲームパッド | 45% (2,720万) |
PlayStation 4のゲームパッド | 20% (1,220万) |
XboxOneのゲームパッド | 19% (1,150万) |
PlayStation 3のゲームパッド | 7% (410万) |
その他のコントローラー | 8% (490万) |
さらに2024年6月27日の記事「Steam入力とコントローラのサポートに関するアップデート 」では2018年以降ゲームパッドの1日の平均使用率が3倍に増えたと報告されていて、Xbox系 (Xbox360・XboxOne・Xbox Series X・エリコン1と2の5つ)のゲームパッドは【59%】、プレステ系 (PS5のDualSense・Edge・PS4のDualShockの3つ)のゲームパッドは【26%】となっています。数値は出されていませんが「Switch Pro Controler」が3番手と思われます。
【追加ボタン】
通常のゲームパッドのボタン数よりも多くのボタンを搭載したゲームパッドがあり、その足されたボタンを当サイトでは「追加ボタン」と呼んでいます。追加ボタンは背面に2つか4つある事が多いです。
この追加ボタンには新たな機能を割り当てる事はできませんが、ABXYやD-Pad (十字キー)などの既存のボタンを割り当てる事ができます。 例えば追加ボタンにAボタンを割り当てると、追加ボタンを押してもAボタンが入力される事になります (Aボタンが2つある状態)。通常のゲームパッドだと左右のスティック操作をしている時にAボタンも操作するのは困難ですが、背面にある追加ボタンだと中指か薬指で押す事ができスティック操作と同時にボタン操作も可能となります。 これが追加ボタンの利点になります。
その他にABXYの隣りに2つ追加ボタンを搭載する事で格闘ゲームの操作に特化させたゲームパッドもあります。下の画像はホリの「ファイティングコマンダー OCTA for Windows PC」。
【重量】
ファミコンやスーパーファミコンのゲームパッドは100g以下と軽量でしたが、現在のゲームパッドは200g以上ばかりで、多機能なゲームパッドになると300g以上と重くなっています。重いと長時間プレイしていると疲れます。とは言え、普通は太ももやデスクやクッションの上に置いて操作するので、重量がそこまで気になる事は少ないですが。下は主なゲームパッドの重量。
ゲームパッド | 重量 |
---|---|
XboxOne | 約230g (電池なし) 約280g (電池含む) |
Xbox Series X (S) | 約240g (電池なし) 約290g (電池含む) |
Xbox エリコン2 | 約345g |
DualShock (PS4) | 約220g |
DualSense (PS5) | 約280g |
DualSense Edge | 約335g |
Switch プロコン | 約250g |
Joy-Con | 約50g (1つ) 約100g (2つ) |
Joy-Con2つを 装着したSwitch | 約400g |
【接続方式 (有線・無線)と遅延・安定性】
ゲームパッドの接続方法は【USBで接続する有線接続】と、【Bluetoothや2.4GHzで接続する無線接続】があります。
接続はUSBをパソコンなどに挿すだけでオッケー。Xboxのゲームパッドだと乾電池が不要になり少し軽くなる。有線接続なので低遅延で安定性に問題なし。 有線なので人によってはケーブルが邪魔に感じる。
◆Bluetooth
接続はパソコンなどとペアリング設定が必要。ペアリング設定は1度だけですが、他の機器とペアリング設定をした場合は再度ペアリング設定が必要になります。Bluetoothは汎用の無線接続なので、どうしても遅延があり、安定性に欠けます。 ただアクション対戦ゲームやタイミングが重要なゲーム以外ならBluetooth接続でも問題はありません。電源が必要なので電池交換や充電が必要になります。
◆2.4GHz
接続はUSB接続の専用のアダプター(送受信機)をパソコンなどに挿す必要があります。専用の回線を使用するため基本的に低遅延で安定性も問題はありません。 電源が必要なので電池交換や充電が必要になります。
遅延とはボタンを押してすぐに反応するかどうかです。タイミングがシビアな場合に遅延があるとタイミングが合わなくなります。Bluetooth接続でも遅延はそれほどありませんが、有線接続と2.4GHz接続の方が低遅延です。
安定性とは接続が切れたり付いたりせずにずっと安定して接続されている状態を指します。極僅かな時間でも接続が切れて、そのタイミングで操作をすると操作が反映されなくなります。Bluetooth接続でも安定性はありますが、有線接続と2.4GHz接続の方が安定性が高いです。
おそらくですが最も多く利用されているのがBluetooth接続と思われます。アクション対戦ゲームやタイミングがシビアなゲームをプレイする人は有線接続か2.4GHz接続を利用する感じです。
注意点はBluetoothで接続するパソコンなどにBluetooth機能が搭載されていない場合は別途「Bluetoothアダプター」が必要になります。スマートフォン・タブレット・ノートパソコンにはBluetooth機能は搭載されているので不必要です。一部のデスクトップパソコンにはBluetooth機能が非搭載という事があるため、非搭載の場合は「Bluetoothアダプター」が必要になります。おすすめのBluetoothアダプター のページで紹介しています (紹介しているBluetoothアダプターは全てゲームパッドに対応しています)。
【電源】
ゲームパッドに電気が供給されないとゲームパッドは使用できません。
接続した機器(パソコン・タブレット・スマートフォン)から給電されます。そのためタブレットやスマートフォンに有線接続するとタブレットやスマートフォンのバッテリーの減りが早くなります。
◆無線接続する場合
ゲームパッドに電源があります。【バッテリー内蔵タイプ】と【乾電池タイプ】の2つがあります。バッテリー内蔵タイプはUSB接続で充電します (スマホなどと同じ)。
【左スティック・D-Padの位置とボタン表記】
ゲームパッドの左スティック・D-Pad(十字キー)の位置とボタン表記には、いくつかの種類があります。 どの配置や表記が最も良いという事はないです。
左スティックが【上】でD-Pad(十字キー)が【下】の配置と
左スティックが【下】でD-Pad(十字キー)が【上】の真逆の配置の2種類。
◆ボタン表記
【ABXY】【X○□△】【BAYX】など。
下はメジャーなゲームパッドの画像になります。違いが分かると思います。
【Switch Proコントローラー】と【F710】
【Steamコントローラー】と【Nimbus】
【各機器でのお勧めのゲームパッドページへ】
ゲームパッドを接続する機器は【パソコン】【タブレット】【スマートフォン】になります。パソコンは【Windows】、タブレットとスマートフォンには【iOS】と【Android】の2つがあります。